ちょっぴり不思議で哀しいねこの話
こんにちは。
木枯らしが吹き荒れて寒い午後になりました。
午後、お客様のところへ書類を受取りに伺ったとき
是非お茶を飲んでってくださいと
お誘い頂きました。
すると、ドアの向こうにかわいい影が・・・
奥様が開けてあげるとかわいい顔をしたねこちゃんでした。
私の方へ近づいてきて、ひとこと、
みゃあ~
と挨拶をしてくれました。
何度か伺っているお宅ですが、
そのねこちゃんが現れたのは初めてでした。
これを機にねこの話に花が咲きました。
実は、何年も前にもねこを飼っていらしたそうです。
捨て猫だったそうですが、家に来た時はまだ
スポイトでミルクを飲ませるほど小さな仔猫だったとのこと。
その後大きくなると奥様が毎日仕事に出かけるとき必ず後をついてきて、
もう家に帰りなさい、
というと、やっともどっていったそうです。
そして、奥様が仕事から帰ってくると
どこからともなく現れて一緒に玄関から家に帰ってきていたのだとか。
ところがある日、
仕事から帰ってきても現れない。。
9時になっても、10時になっても帰ってこない。
懐中電灯をもって何度も何度も名前を呼んだそうです。
すると首輪につけていた鈴の音がして
さっと家の車の下にはいっていく影が。。。
奥様はとっさに車の下に手をいれて
しっぽをつかんで出したそうです。
ところが、ねこちゃんはすでに亡くなっていたそうです。
お医者さんにすぐに連れていくと
すでに体は硬くなっており、死後何時間も経っていると
言われたそうです。
でも、奥様は確かに鈴の音と車の下にはいっていく影をみたのだと
言います。
しかも、その後、よく見てみると鈴はとれていて
家の中のお座敷の間にころがって落ちていたそうです。
すでにとれていた鈴の音がするはずはなかったのです。
奥様は少し涙ぐみながら
そのお話をしてくださいました。。。
なんだか不思議で哀しいお話でした。
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